小児成育医療センターのご案内

 当院で入院治療を受ける小児の患者さんは、北病棟3階の小児成育医療センターに入院していただきます。 小児成育センターは小児混合病棟で、小児科をはじめ小児外科、整形外科、脳神経外科、耳鼻科、眼科など、様々な治療を必要とする小児の患者さんたちが入院しています。 
 小児医療センターは小児の患者さんたちのために設計された施設です。まず安全性を第一に考えセキュリティーを強化、病棟の入り口には扉を設置しました。また、小さなこども達のためのプレイルームには子供たちが読める絵本などが置かれていますよ。このプレイルームでは、長期に入院している子供たちに楽しんでもらうため、ボランティアの方々などによる楽しいイベントが開かれます。 
 特殊な用途の部屋として、処置室や無菌室などがあります。また、長期入院している小学生・中学生のためには、院内学級(小学部、中学部)が準備されています。
 手術は、短時間で終了する手術は3階にある日帰り手術室で行われます。また、比較的長時間にわたる手術は4階にある手術部で行われます。また、小児外科の患者さんたちは、病状などに応じて中央診療部門である周産期母子医療センターや集中治療室に入院していただくこともあります。周産期母子医療センターは本院で出生された赤ちゃんたちに入院していただく病棟で、集中治療室は術後を含め最も重症な患者さんたちが入院していただく病棟です。

入院時付き添いについて

日帰り手術(入院)について

 当科では、なるべく園児、学童が学校を休まずに手術を受けていただけるように日帰り入院を行っています。当科の日帰り手術は、手術日の朝に来院し、手術を受けて夕方に帰宅していただく方式です ( 外来日帰り手術 )。   
 日帰り手術の対象は、お子さまへの負担が軽い短時間で終わる手術や 全身麻酔が必要な検査などですが、原則として以下の条件を満たす必要があります 。

  •  正期産で生後1歳以降であること。
  •  大きな合併症がないこと( アレルギーの既往、喘息、定期的通院をしている持病など )。 
  •  自宅より1時間以内で来院できること。 

  一方で、手術や麻酔をより安全に受けていただくため、手術前の飲食制限や、帰宅後の様子観察などが必要です。ご理解のうえ、ご協力をよろしくお願いします。